一部途上国における劣悪な環境下での革生産工場が極端にクローズアップされ報道されたことにより、全ての革産業に対して同様のイメージや誤解、批判もありますが、Andkowのレザー製品で使用する革は全て食肉の副産物を使用しています。
世界各国に信頼の置けるレザーサプライヤーをパートナーに持ち、当然ながら革を取る為だけに動物を殺すような事は一切ありません。
(毛皮やクロコなどのエキゾチックレザーと違い通常牛革製品ではプロセス上その様なことは一切ありません)
食肉の副産物として出た皮は、廃棄せず革として鞣され、余す事なく大切に使用されます。
太古の昔から人類の先人達が大切にしてきた知恵の一つです。
また、大量に合成化学薬品を使った劣悪な環境下で作られたクロムなめしレザーではなく、Natural Vegetable tanned leather(植物タンニンなめし)でつくられたヌメ革を主に使用しています。
使用している革の工場によっては、イタリアの厳重な基準をクリアした厳選された革工場だけが認定を許されるイタリア植物タンニンなめし革協会加盟ブランドのものもあり、プロダクトによってはその製品品質保証タグを同梱してお送りしています。
その工場から排出される水は浄水(つまり飲んでも問題がないレベルの無害な水)しか出ないと言われているほど環境配慮が徹底されています。
ヌメ革製品の良い所は大切に手入れさえすれば何年でも何十年でも持ち、共に年齢を重ね、沢山の記憶が染み込んでいく所です。
大量生産大量消費が主流となり、使い捨てのファストファッションが流行し、衣料品の大量廃棄が問題になる中、無意味で不必要なものを新たに作らず、良いものを長年愛着を持ち大切に使用し続ける。
もっともサステイナブルかつ自然で大切なことだと考えます。
それは"昨今のブームとして形骸化してしまったエシカルやサステイナブル"に対しての私たちの信念とアンチテーゼでもあります。